園長のつぶやき No.7

2014年10月13日

これから幼稚園選びをするという方にも、今幼稚園ライフを楽しんでいる方にも、「子どもの心に寄り添うとは~と言うテーマの第7回目「豊かな感性を育てる」についてお話したいと思います。

7 豊かな感性を育てる

自然とのふれあいは大切です。たとえばおうちからお店までお買い物にいくとしましょう。途中には花が咲いているかもしれませんし、山の緑が美しいかもしれません。空や雲の色なども、毎日いやそれこそ時間時間によって変わっていきます。

そういったことに対して、本来は子ども自身で見つけて感じる能力が備わっているはずなのですが、この忙しい現代ではつい見過ごしてしまいがちです。保護者自身が自ら気づいて子どもに働きかけていかないと、気づいてそして感じる心の窓、つまり感性は育まれていかないでしょう。どんなに美しい星空でもどんなにすてきな虹がかかっても、上を見上げないと何も見えないのですね。どんなにささやかなことであっても、こういったことに気づき、「いいな、すてきだな」と感じる感性を持ち、それを積み重ねていくかいかないかでは、人生大きく変わっていくと思います。

些細なことに美しさや大切さ、感動を感じ取りそして喜ぶ、これは実はかつて私たちだれもが子ども時代に持っていて、しかも大人になるにつれ失ってしまった気持ちなのです。子どもにとっては、すべてが夜明けのように新鮮であたらしい感動なのです。その感動を大切にしてあげてください。